3.1 運要素との付き合い方

用語定義

  • リスク
    運要素が伴う手段を用いた場合に、運悪く利得を失うこと
  • リターン
    運要素が伴う手段を用いた場合に、運良く利得を得ること
  • (リスクやリターンの)発生確率
    利得を得たり失ったりする確率
  • (リスクやリターンの)大きさ
    利得を得たり失ったりした場合に、得た(失った)利得の大きさ


3.1.1 リスクやリターンの発生確率

リスクやリターンの発生確率に関しては、下記の2つの考え方が有効です。
 ・リスクの発生確率が低く、リターンの発生確率が高い手段を用いる
 ・試行回数を増やしてより確実にリターンを得られるようにする

リスクの発生確率が低く、リターンの発生確率が高い手段を用いる

あることを実現できる手段が2つ以上ある場合は、より確実に実現できる手段を用いる方が良いです。

〜実例47〜

サンダーVSパルシェンにおいて、
サンダーがパルシェンを倒せる技は2つ、
「10まんボルト」と「かみなり」が存在する。
しかし、もしサンダーが命中率の低い「かみなり」を使用して外れた場合、
パルシェンに「つららばり」「からをやぶる」等の技を使われる可能性がある。
従って、命中率の高い「10まんボルト」を採用し、
技が外れることなく確実に倒せるようにする。


試行回数を増やしてより確実にリターンを得られるようにする

試行回数を増やせば、リターン発生確率が低い手段を用いていたとしても、リターンを高い確率で得ることが可能になります。
試行回数を増やす場合には、リスクが顕在化しても耐えられるように工夫することが重要です。

〜実例48〜

「ぜったいれいど」を覚えたスイクンに
「ねむる」と「カゴのみ」を持たせることにより、
 技が外れ続けて倒されることを防ぐ。



3.1.2 リスクやリターンの大きさ

リスクやリターンの大きさに関しては、下記の2つの考え方が有効です。
 ・運要素に賭けるためにハイリスクハイリターンな行動を心がける
 ・最悪の場合を想定してローリスクローリターンな行動を心がける

運要素に賭けるためにハイリスクハイリターンな行動を心がける

自分が不利になることが予想される場合に有効な考え方です。
仮に自分が不利になったとしても、運要素により大きなリターンを得られる手段を使用できれば、運要素により逆転する確率が高くなります。

〜実例49〜

ボルトロスVSスイクン
相性だけ見ればボルトロスが有利だが、
スイクンが「ぜったいれいど」を使うことで逆転することができる。


最悪の場合を想定してローリスクローリターンな行動を心がける

自分が有利になることが予想される場合に有効な考え方です。
運要素による逆転を許さないために、相手の運要素に頼った手段に対して強い手段で対抗することが重要になります。

〜実例50〜

ボルトロスが「みがわり」を使用することで、
スイクンの「ぜったいれいど」が当たったとしても
「みがわり」分のHPを消費しただけとなり、
一撃で倒されるリスクを軽減することができる。
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Last-modified: 2011-09-03 (土) 15:23:42 (4633d)