2.3 サポート †
用語定義 †
- サポート
未来のターンに発生する自分のポケモンAと任意の相手のポケモンとの1対1のバトルで、ポケモンAを優位に立たせるために、自分のポケモンBが行う行動 - 死に出し
場に出ている自分のポケモンの残りHPを0にすることで、自分の場に出すポケモンを変更すること - 居座り
場に出ているポケモン同士の1対1のバトルにて、負ける側のポケモンが控えのポケモンに交代せずに技を打つこと - みなし役割
「自分のポケモンBが相手のポケモンaに対して役割を持てていない場合に、あたかも役割を持っているポケモンであるかのように、サポートのための技を使用してポケモンaを交代に追い込む」という役目
2.3.1 サポートによる1対1のバトルでの強弱関係の変化 †
「2.2.5 1対1のバトルでの強弱関係の変化」では、「未来のターンに発生する自分のポケモンAと任意の相手のポケモンとの1対1のバトルでポケモンAを有利にさせるために、任意の相手のポケモンへの交代のターンにポケモンAが打つ技」しか考慮していませんでした。
しかし、実際は、控えのポケモンである「自分のポケモンB」が取っていた行動も、ポケモンAと任意の相手のポケモンとの1対1のバトルの結果に影響を及ぼします。
- 図5:サポートの概念
〜実例26〜 【自分のポケモン(場)】 ブルンゲル 持ち物:無し 特性:のろわれボディ 性格:ずぶとい 技:ねっとう・ちょうはつ・おにび・じこさいせい 努力値 HP:244 防御:244 特攻:20 実数値 HP:206 攻撃:72 防御:133 特攻:108 特防:125 素早さ:80 【自分のポケモン(控)】 テラキオン 持ち物:無し 特性:せいぎのこころ 性格:ようき 技:ストーンエッジ 努力値 HP:4 攻撃:252 素早さ:252 実数値 HP:167 攻撃:181 防御:110 特攻:82 特防:110 素早さ:176 【相手のポケモン(場)】 メタグロス 持ち物:無し 特性:クリアボディ 性格:いじっぱり 技:コメットパンチ 努力値 HP:252 攻撃:140 特防:116 実数値 HP:187 攻撃:190 防御:150 特攻:103 特防:125 素早さ:90 【相手のポケモン(控)】 シャンデラ 持ち物:きあいのタスキ 特性:もらいび 性格:ひかえめ 技:シャドーボール 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:136 攻撃:67 防御:110 特攻:216 特防:110 素早さ:132 【ダメージ計算】 自分のブルンゲルのねっとう →相手のシャンデラに90〜108のダメージ 自分のテラキオンのストーンエッジ →相手のシャンデラに186〜222のダメージ 相手のメタグロスのコメットパンチ →自分のブルンゲルに40〜48のダメージ 相手のシャンデラのシャドーボール →自分のブルンゲルに156〜186のダメージ 相手のシャンデラのシャドーボール →自分のテラキオンに90〜106のダメージ ・攻撃技の当て逃げを有効活用しなかった場合の試合の流れ Turn1 相手「メタグロス」から「シャンデラ」に交代 自分「ブルンゲル」:おにび (「シャンデラ」特性:もらいびで無効&炎攻撃力上昇) Trun2 自分「ブルンゲル」から「テラキオン」に交代 相手「シャンデラ」:シャドーボール Trun3 自分「テラキオン」:ストーンエッジ 相手「シャンデラ」:シャドーボール 自分「テラキオン」は倒れた ・攻撃技の当て逃げを有効活用した場合の試合の流れ Turn1 相手「メタグロス」から「シャンデラ」に交代 自分「ブルンゲル」:ねっとう Trun2 自分「ブルンゲル」から「テラキオン」に交代 相手「シャンデラ」:シャドーボール Trun3 自分「テラキオン」:ストーンエッジ 相手「シャンデラ」は倒れた ・上記の試合の流れについて説明 自分の「ブルンゲル」が「ねっとう」を当て逃げしない場合は、 自分の「テラキオン」が相手の「シャンデラ」に負けてしまうが、 「ねっとう」を当て逃げする場合は勝つことができる。
2.3.2 サポートの方法 †
以下ではサポートの方法の例として、「死に出しする」「当て逃げする」「数ターン居座る」「後攻で交代する」「特定の技を誘い出す」「特定のポケモンを誘い出す」を挙げたいと思います。
・死に出しする †
役割を持っていないポケモンを犠牲にして死に出しすることで、交代際に技を打たせることなく自分の場に出すポケモンを変更することができます。
〜実例27〜 【自分のポケモン(場)】 シャンデラ 持ち物:こだわりスカーフ 特性:もらいび 性格:おくびょう 技:シャドーボール 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:136 攻撃:67 防御:110 特攻:197 特防:110 素早さ:145 【自分のポケモン(控)】 テラキオン 持ち物:きあいのタスキ 特性:せいぎのこころ 性格:ようき 技:インファイト 努力値 HP:4 攻撃:252 素早さ:252 実数値 HP:167 攻撃:181 防御:110 特攻:82 特防:110 素早さ:176 【相手のポケモン(場)】 ラティアス 持ち物:こだわりメガネ 特性:ふゆう 性格:おくびょう 技:なみのり 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:156 攻撃:90 防御:110 特攻:162 特防:150 素早さ:178 【ダメージ計算】 自分のテラキオンのインファイト →相手のラティアスに55〜66のダメージ 自分のシャンデラのシャドーボール →相手のラティアスに120〜144のダメージ 相手のラティアスのなみのり →自分のシャンデラに158〜188のダメージ 相手のラティアスのなみのり →自分のテラキオンに158〜188のダメージ ・死に出しを有効活用しなかった場合の試合の流れ Turn1 自分「シャンデラ」から「テラキオン」に交代 相手「ラティアス」:なみのり Turn2 相手「ラティアス」:なみのり 自分「テラキオン」は倒れた 自分「シャンデラ」に交代 Turn3 自分「シャンデラ」:シャドーボール 相手「ラティアス」:なみのり 自分「シャンデラ」は倒れた ・死に出しを有効活用した場合の試合の流れ Turn1 自分「シャンデラ」:シャドーボール 相手「ラティアス」:なみのり 自分「シャンデラ」は倒れた 自分「テラキオン」に交代 Turn2 相手「ラティアス」:なみのり 自分「テラキオン」:インファイト 相手「ラティアス」は倒れた ・上記の試合の流れについて説明 自分の「シャンデラ」が交代する場合は負けてしまうが、 交代せずに「シャドーボール」で攻撃してから、 「テラキオン」を死に出しする場合は勝つことができる。
また、「だいばくはつ」「おきみやげ」「いのちがけ」といった自らを瀕死にする技を使用することによって、相手のポケモンの攻撃技を待つことなく死に出しすることができます。
死に出しする際にターンを経過させたくない場合(相手のポケモンが補助技で自らのステータスをアップさせてくる場合、等)に、「攻撃技を待つことなく死に出しすることができる」という技の性質が活きてきます。
ちなみに、自らを瀕死する技には強力な効果が備わっていることが多い(大ダメージを与える、相手の「こうげき」「とくこう」を2段階ダウン、等)ため、この効果によりサポートすることもできます。
〜実例28〜 【自分のポケモン(場)】 メタグロス 持ち物:無し 特性:クリアボディ 性格:いじっぱり 技:だいばくはつ・コメットパンチ・じしん 努力値 HP:252 攻撃:140 特防:116 実数値 HP:187 攻撃:190 防御:150 特攻:103 特防:125 素早さ:90 【自分のポケモン(控)】 ラティオス 持ち物:こだわりメガネ 特性:ふゆう 性格:おくびょう 技:りゅうせいぐん 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:156 攻撃:99 防御:100 特攻:182 特防:130 素早さ:178 【相手のポケモン(場)】 サンダー 持ち物:無し 特性:プレッシャー 性格:おくびょう 技:10まんボルト・めざめるパワー氷・はねやすめ・みがわり 努力値 HP:252 特攻:80 特防:156 素早さ:20 実数値 HP:197 攻撃:99 防御:105 特攻:155 特防:130 素早さ:135 【ダメージ計算】 自分のメタグロスのだいばくはつ →相手のサンダーに170〜201のダメージ 自分のメタグロスのコメットパンチ →相手のサンダーに51〜60のダメージ 自分のラティオスのりゅうせいぐん →相手のサンダーに166〜196のダメージ 相手のサンダーの10まんボルト →自分のメタグロスに67〜79のダメージ ・「だいばくはつ」による死に出しを活用しなかった場合の試合の流れ Turn1 相手「サンダー」:10まんボルト 自分「メタグロス」:コメットパンチ Turn2 相手「サンダー」:みがわり 自分「メタグロス」:じしん Turn3 相手「サンダー」:はねやすめ 自分「メタグロス」:コメットパンチ Turn4 相手「サンダー」:10まんボルト 自分「メタグロス」:コメットパンチ Turn5 相手「サンダー」:みがわり 自分「メタグロス」:じしん Turn6 相手「サンダー」:10まんボルト 自分「メタグロス」は倒れた 自分「ラティオス」に交代 Turn7 自分「ラティオス」:りゅうせいぐん 相手「サンダー」:はねやすめ この後、「ラティオス」では「サンダー」を倒せなくなる。 ・「だいばくはつ」による死に出しを活用した場合の試合の流れ Turn1 相手「サンダー」:10まんボルト 自分「メタグロス」:だいばくはつ 自分「メタグロス」は倒れた 自分「ラティオス」に交代 Turn2 自分「ラティオス」:りゅうせいぐん 相手「サンダー」は倒れた ・上記の試合の流れについて説明 自分の「メタグロス」が「だいばくはつ」を使用することにより、 自分の「ラティオス」を死に出しすることができるようになり、 自分の「ラティオス」が相手の「サンダー」に勝つことができるようになる。 ※メタグロス調整 特攻182ラティオス@こだわりメガネのなみのり2発耐え。 ※サンダー調整 特攻182ラティオス@こだわりメガネのりゅうせいぐん耐え、キノガッサ抜き、 残り特攻。
・当て逃げする †
「2.3.1 サポートによる1対1のバトルでの強弱関係の変化」で見た通り、当て逃げはサポート手段にもなります。
攻撃技で大きなダメージを与えられない場合は、自分のポケモンが交代しても効果が残る補助技を使用することでサポートすることも可能です。
〜実例29〜 【自分のポケモン(場)】 ボルトロス 持ち物:たつじんのおび 特性:いたずらごころ 性格:むじゃき 技:10まんボルト・めざめるパワー氷・アームハンマー・でんじは 努力値 HP:92 特攻:164 素早さ:252 実数値 HP:166 攻撃:135 防御:90 特攻:166 特防:90 素早さ:179 【自分のポケモン(控)】 バンギラス 持ち物:こだわりスカーフ 特性:すなおこし 性格:ようき 技:いわなだれ 努力値 HP:4 攻撃:252 素早さ:252 実数値 HP:176 攻撃:180 防御:130 特攻:103 特防:120 素早さ:124 【相手のポケモン(場)】 ウルガモス 持ち物:ぎんのこな 特性:ほのおのからだ 性格:ひかえめ 技:かえんほうしゃ・むしのさざめき・ちょうのまい 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:161 攻撃:72 防御:85 特攻:205 特防:125 素早さ:152 【ダメージ計算】 自分のバンギラスのいわなだれ →相手のウルガモスに360〜424のダメージ 自分のボルトロスの10まんボルト →相手のウルガモスに72〜85のダメージ 相手のウルガモスのかえんほうしゃ(特攻ランク+1) →自分のボルトロスに183〜216のダメージ 相手のウルガモスのかえんほうしゃ(特攻ランク+1) →自分のバンギラスに93〜109のダメージ 相手のウルガモスのむしのさざめき(特攻ランク+1) →自分のバンギラス(砂嵐中)に210〜248のダメージ ・補助技の当て逃げを有効活用しなかった場合の試合の流れ Turn1 自分「バンギラス」に交代 相手「ウルガモス」:ちょうのまい Turn2 相手「ウルガモス」:むしのさざめき 自分「バンギラス」は倒れた 自分「ボルトロス」に交代 Turn3 相手「ウルガモス」:かえんほうしゃ 自分「ボルトロス」は倒れた ・補助技の当て逃げを有効活用した場合の試合の流れ Turn1 自分「ボルトロス」:でんじは 相手「ウルガモス」:ちょうのまい Turn2 自分「ボルトロス」から「バンギラス」に交代 相手「ウルガモス」:かえんほうしゃ Turn3 自分「バンギラス」:いわなだれ 相手「ウルガモス」は倒れた ・上記の試合の流れについて説明 自分の「ボルトロス」が「でんじは」を当て逃げし、 「バンギラス」に交代することで勝つことができる。 ※ボルトロス調整 めざめるパワー氷で特防106-HP201ガブリアス確定一発。
・数ターン居座る †
場に出している自分のポケモンが場に出している相手のポケモンに役割を持たれている場合、すぐに交代せずに数ターン居座って技を打ってから交代した方が有効な場合があります。
ただし、居座る際は、居座っているターンの間に場に出している自分のポケモンが役割遂行不可能な状態に追い込まれないことを確認するべきでしょう。
〜実例30〜 【自分のポケモン(場)】 ヘラクロス 持ち物:無し 特性:こんじょう 性格:いじっぱり 技:メガホーン・インファイト・にほんばれ 努力値 HP:4 攻撃:252 素早さ:252 実数値 HP:156 攻撃:194 防御:95 特攻:54 特防:115 素早さ:137 【自分のポケモン(控)】 シャンデラ 持ち物:こだわりスカーフ 特性:もらいび 性格:ひかえめ 技:シャドーボール 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:136 攻撃:67 防御:110 特攻:216 特防:110 素早さ:132 【相手のポケモン(場)】 ブルンゲル 持ち物:無し 特性:のろわれボディ 性格:ずぶとい 技:ハイドロポンプ・じこさいせい 努力値 HP:244 防御:244 特攻:20 実数値 HP:206 攻撃:72 防御:133 特攻:108 特防:125 素早さ:80 【ダメージ計算】 自分のヘラクロスのメガホーン →相手のブルンゲルに50〜59のダメージ 自分のシャンデラのシャドーボール →相手のブルンゲルに156〜186のダメージ 相手のブルンゲルのハイドロポンプ →自分のヘラクロスに64〜76のダメージ ※晴れの場合は31〜37のダメージ 相手のブルンゲルのハイドロポンプ →自分のシャンデラに132〜156のダメージ ※晴れの場合は66〜78のダメージ ・居座りと交代を有効活用しなかった場合の試合の流れ Turn1 自分「ヘラクロス」:メガホーン 相手「ブルンゲル」のろわれボディ発動 相手「ブルンゲル」:ハイドロポンプ Turn2 自分「ヘラクロス」:インファイト 相手「ブルンゲル」:じこさいせい Turn3 自分「ヘラクロス」:インファイト 相手「ブルンゲル」:ハイドロポンプ Turn4 自分「ヘラクロス」:インファイト 相手「ブルンゲル」:ハイドロポンプ 自分「ヘラクロス」は倒れた 自分「シャンデラ」に交代 Turn5 自分「シャンデラ」:シャドーボール 相手「ブルンゲル」:ハイドロポンプ 自分「シャンデラ」は倒れた ・居座りと交代を有効活用した場合の試合の流れ Turn1 自分「ヘラクロス」:にほんばれ 相手「ブルンゲル」:ハイドロポンプ Turn2 自分「ヘラクロス」:メガホーン 相手「ブルンゲル」のろわれボディ発動 相手「ブルンゲル」:ハイドロポンプ Turn3 自分「ヘラクロス」から「シャンデラ」に交代 相手「ブルンゲル」:ハイドロポンプ Turn4 自分「シャンデラ」:シャドーボール 相手「ブルンゲル」は倒れた ・上記の試合の流れについて説明 自分の「ヘラクロス」が相手の「ブルンゲル」の前で居座り、 「にほんばれ」を使ってサポートすることで勝つことができるようになる。 ※ブルンゲル調整 ドリュウズ@ランク+2のじしん耐え、 ハイドロポンプで特防111-HP135シャンデラ乱数1発。
場合によっては、相手の場に出ているポケモンに対して、サポートするための自分のポケモンを交代で出し、サポート技を打ってから、相手の場に出ているポケモンに対して役割を持っている自分のポケモンに交代する、という手が有効になることもあります。
これは、相手のポケモンの攻撃技を受けても大ダメージを受けない代わりに、攻撃技で相手のポケモンに大ダメージを与えることができないようなポケモンを使用する際に使われることがある手です。
〜実例31〜 【自分のポケモン(場)】 サザンドラ 持ち物:なし 特性:ふゆう 性格:ひかえめ 技:りゅうせいぐん 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:168 攻撃:112 防御:110 特攻:194 特防:110 素早さ:150 【自分のポケモン(控)】 ソーナンス 持ち物:オボンのみ 特性:かげふみ 性格:おだやか 技:アンコール・ミラーコート 努力値 HP:4 防御:252 特防:252 実数値 HP:266 攻撃:47 防御:110 特攻:53 特防:121 素早さ:53 【自分のポケモン(控)】 パルシェン 持ち物:こだわりハチマキ 特性:スキルリンク 性格:ようき 技:つららばり 努力値 攻撃:252 防御:4 素早さ:252 実数値 HP:125 攻撃:147 防御:201 特攻:94 特防:65 素早さ:134 【相手のポケモン(場)】 ライコウ 持ち物:たべのこし 特性:プレッシャー 性格:おくびょう 技:10まんボルト・めざめるパワー氷・みがわり・めいそう 努力値 HP:124 防御:8 特攻:116 特防:4 素早さ:252 余り:4 実数値 HP:181 攻撃:94 防御:96 特攻:150 特防:121 素早さ:183 【ダメージ計算】 自分のパルシェンのつららばり →相手のライコウに165〜200のダメージ 自分のサザンドラのりゅうせいぐん →相手のライコウに127〜150のダメージ ※ライコウの特防ランク+1の場合は85〜102のダメージ 相手のライコウのめざめるパワー氷 →自分のサザンドラに74〜88のダメージ ※ライコウの特攻ランク+1の場合は110〜130のダメージ 相手のライコウの10まんボルト →自分のソーナンスに67〜79のダメージ ・居座りと交代を有効活用しなかった場合の試合の流れ Turn1 相手「ライコウ」:めいそう 自分「サザンドラ」:りゅうせいぐん Turn2 相手「ライコウ」:めざめるパワー氷 自分「サザンドラ」:りゅうせいぐん Turn3 相手「ライコウ」:めざめるパワー氷 自分「サザンドラ」は倒れた 自分「サザンドラ」から「ソーナンス」に交代 Turn4 相手「ライコウ」:めいそう 自分「ソーナンス」:ミラーコート この後、めいそうを6回積んだ「ライコウ」が「ソーナンス」を倒し、 死に出しで出てきた「パルシェン」も倒す。 ・居座りと交代を有効活用した場合の試合の流れ Turn1 自分「サザンドラ」から「ソーナンス」に交代 相手「ライコウ」:めいそう Turn2 相手「ライコウ」:めいそう 自分「ソーナンス」:アンコール Turn3 自分「ソーナンス」から「パルシェン」に交代 相手「ライコウ」:めいそう Turn4 相手「ライコウ」:めいそう 自分「パルシェン」:つららばり 相手「ライコウ」は倒れた ・上記の試合の流れについて説明 「ソーナンス」に交代してから、 相手の「ライコウ」に対して居座って 「めいそう」を「アンコール」してサポートした後、 「パルシェン」に交代して「つららばり」で攻撃することにより、 相手「ライコウ」を倒すことができるようになる。 ※ライコウ調整 特攻127ハピナスのれいとうビーム(最大乱数を除く)を身代わりが耐え、 10まんボルト(最小乱数を除く)で特防133-HP187メタグロスを確定3発。
・後攻で交代する †
「とんぼがえり」「ボルトチェンジ」「バトンタッチ」といった技を使うと、控えのポケモンに交代することができます。
これらの技を後攻で使用することで、交代先のポケモンに攻撃技や補助技を当てられることを防ぐことができます。
〜実例32〜 【自分のポケモン(場)】 ロトム(カット) 持ち物:なし 特性:ふゆう 性格:ひかえめ 技:ボルトチェンジ・リーフストーム 努力値 HP:252 特攻:252 防御:4 実数値 HP:157 攻撃:76 防御:128 特攻:172 特防:127 素早さ:106 【自分のポケモン(控)】 メタグロス 持ち物:こだわりハチマキ 特性:クリアボディ 性格:いじっぱり 技:コメットパンチ・だいばくはつ 努力値 HP:252 攻撃:252 防御:4 実数値 HP:187 攻撃:205 防御:151 特攻:103 特防:110 素早さ:90 【相手のポケモン(場)】 サンダー 持ち物:無し 特性:プレッシャー 性格:おくびょう 技:10まんボルト・めざめるパワー氷・ねっぷう・はねやすめ 努力値 HP:252 特攻:80 特防:156 素早さ:20 実数値 HP:197 攻撃:99 防御:105 特攻:155 特防:130 素早さ:135 【ダメージ計算】 自分のロトムのボルトチェンジ →相手のサンダーに52〜63ダメージ。 自分のロトムのリーフストーム →相手のサンダーに52〜62ダメージ。 自分のメタグロスのだいばくはつ →相手のサンダーに231〜272ダメージ。 相手のサンダーのねっぷう →自分のロトムに100〜118のダメージ 相手のサンダーのねっぷう →自分のメタグロスに114〜136のダメージ ・「ボルトチェンジ」による後攻交代を有効活用しなかった場合の試合の流れ Turn1 自分「ロトム」から「メタグロス」に交代 相手「サンダー」:ねっぷう Turn2 相手「サンダー」:ねっぷう 自分「メタグロス」は倒れた 自分「メタグロス」から「ロトム」に交代 Turn3 相手「サンダー」:ねっぷう 自分「ロトム」:リーフストーム Turn4 相手「サンダー」:ねっぷう 自分「ロトム」は倒れた ・「ボルトチェンジ」による後攻交代を有効活用した場合の試合の流れ Turn1 相手「サンダー」:ねっぷう 自分「ロトム」:ボルトチェンジ 自分「ロトム」から「メタグロス」に交代 Turn2 相手「サンダー」:ねっぷう 自分「メタグロス」:だいばくはつ 自分「メタグロス」は倒れた 相手「サンダー」は倒れた ・上記の試合の流れについて説明 「ボルトチェンジ」による後攻交代を利用すれば、 「メタグロス」を無傷で場に出すことができる。 「メタグロス」を無傷で場に出すことにより、 勝利することができるようになる。 ※サンダー調整 特攻182ラティオス@こだわりメガネのりゅうせいぐん耐え、キノガッサ抜き、 残り特攻。
・特定の技を誘い出す †
場に出している自分のポケモンが場に出している相手のポケモンに役割を持たれている場合、場に出している相手のポケモンには、複数の技の中から場に出している自分のポケモンに対して有効な技を選び出す誘因が生まれます。
この誘因を利用すれば、自分の控えのポケモンに交代するターンに、自分の交代先のポケモンに対して有効な技を打たれることを防ぎやすくなります。
〜実例33〜 【自分のポケモン(場)】 パルシェン 持ち物:こだわりハチマキ 特性:スキルリンク 性格:ようき 技:つららばり 努力値 攻撃:252 防御:4 素早さ:252 実数値 HP:125 攻撃:147 防御:201 特攻:94 特防:65 素早さ:134 【自分のポケモン(控)】 ナットレイ 持ち物:たべのこし 特性:てつのトゲ 性格:おだやか 技:でんじは・みがわり・やどりぎのタネ・めざめるパワー炎 努力値 HP:228 防御12 特防:140 素早さ:128 実数値 HP:178 攻撃:102 防御:153 特攻:74 特防:169 素早さ:56 【相手のポケモン(場)】 ラティオス 持ち物:こだわりメガネ 特性:ふゆう 性格:おくびょう 技:りゅうせいぐん・めざめるパワー炎 努力値 HP:20 特攻:244 素早さ:244 実数値 HP:158 攻撃:99 防御:100 特攻:181 特防:130 素早さ:177 【相手のポケモン(控)】 ガブリアス 持ち物:たべのこし 特性:すながくれ 性格:ようき 技:ダブルチョップ・じしん・つるぎのまい・みがわり 努力値 HP:140 攻撃:108 防御:4 特防:4 素早さ:252 実数値 HP:201 攻撃:164 防御:116 特攻:90 特防:106 素早さ:169 【ダメージ計算】 自分のパルシェンのつららばり →相手のラティオスに330〜390のダメージ 相手のラティオスのりゅうせいぐん →自分のパルシェンに328〜387のダメージ 相手のラティオスのめざめるパワー炎 →自分のパルシェンに110〜130のダメージ 相手のラティオスのりゅうせいぐん →自分のナットレイに63〜75のダメージ ※特攻ランク-2の場合は32〜38のダメージ 相手のラティオスのめざめるパワー炎 →自分のナットレイに172〜204のダメージ ※特攻ランク-2の場合は91〜108のダメージ ・相手「ラティオス」が自分「パルシェン」に有効な技を打つ場合の試合の流れ Turn1 自分「パルシェン」から「ナットレイ」に交代 相手「ラティオス」:りゅうせいぐん ・上記の試合の流れについて説明 「ナットレイ」に交代する際、 相手の「ラティオス」が「めざめるパワー炎」を使用してきた場合、 「ナットレイ」は一撃で倒されてしまう。 しかし、「パルシェン」が自分の場に出ている状態であれば、 「めざめるパワー炎」では「パルシェン」を倒すことが難しくなるため、 相手の「ラティオス」は「りゅうせいぐん」を選択することを 考慮しなくてはならなくなる。 相手の「ラティオス」が「りゅうせいぐん」を使用するのであれば、 「ナットレイ」に交代して「ナットレイ」で技を使うことが可能となる。 ※ナットレイの調整 特攻181ラティオス@いのちのたまのめざめるパワー炎耐え、 防御に振って攻撃205ドリュウズのじしんのダメージを軽減、 残りを素早さに振ることで麻痺スカーフシャンデラを抜ける。
また、場合によっては、特定の技を誘い出すためのポケモンを交代で出し、その後相手の場に出ているポケモンに対して役割を持っている自分のポケモンに交代する、という手が有効になる場合があります。
〜実例34〜 【自分のポケモン(場)】 テラキオン 持ち物:きあいのタスキ 特性:せいぎのこころ 性格:ようき 技:インファイト 努力値 HP:4 攻撃:252 素早さ:252 実数値 HP:167 攻撃:181 防御:110 特攻:82 特防:110 素早さ:176 【自分のポケモン(控)】 ハッサム 持ち物:オッカのみ 特性:テクニシャン 性格:いじっぱり 技:とんぼがえり 努力値 HP:252 攻撃:4 特防:252 実数値 HP:177 攻撃:166 防御:120 特攻:67 特防:132 素早さ:85 【自分のポケモン(控)】 サザンドラ 持ち物:こだわりメガネ 特性:ふゆう 性格:ひかえめ 技:だいもんじ・りゅうせいぐん 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:168 攻撃:112 防御:110 特攻:194 特防:110 素早さ:150 【相手のポケモン(場)】 メタグロス 持ち物:メタルコート 特性:クリアボディ 性格:いじっぱり 技:コメットパンチ・じしん・バレットパンチ 努力値 HP:252 攻撃:140 特防:116 実数値 HP:187 攻撃:190 防御:150 特攻:103 特防:125 素早さ:90 【相手のポケモン(控)】 ウルガモス 持ち物:いのちのたま 特性:ほのおのからだ 性格:おくびょう 技:むしのさざめき・だいもんじ 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:161 攻撃:72 防御:85 特攻:187 特防:125 素早さ:167 【相手のポケモン(控)】 ラティオス 持ち物:こだわりメガネ 特性:ふゆう 性格:おくびょう 技:りゅうせいぐん 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:156 攻撃:99 防御:100 特攻:182 特防:130 素早さ:178 【ダメージ計算】 自分のサザンドラのだいもんじ →相手のメタグロスに210〜248のダメージ 相手のメタグロスのコメットパンチ →自分のサザンドラに118〜139のダメージ 相手のメタグロスのバレットパンチ →自分のサザンドラに48〜57のダメージ ・相手「メタグロス」が場に出ているポケモンに有効な技を打つ場合の試合の流れ Turn1 自分「テラキオン」から「ハッサム」に交代 相手「メタグロス」:コメットパンチ Turn2 自分「ハッサム」から「サザンドラ」に交代 相手「メタグロス」:じしん ・上記の試合の流れについて説明 「サザンドラ」に交代して相手の「メタグロス」を倒したいが、 「テラキオン」から「サザンドラ」に交代しても 「コメットパンチ」と「バレットパンチ」で「サザンドラ」が倒されてしまう。 そこで、いったん「ハッサム」に交代することで 「メタグロス」に「じしん」を使わせる誘因を生み出し、 「サザンドラ」に交代できる状態にする。 ※ハッサム・メタグロス調整 特攻182ラティオス@こだわりメガネのなみのり2発耐え。
・特定のポケモンを誘い出す †
自分のポケモンに持たせる技を工夫することで、自分のポケモンに対して役割を持つことができるポケモンをある程度操作することができます。
このことを利用すれば、出てきてほしいポケモンのみに役割を持たせることが可能となります。
〜実例35〜 【自分のポケモン(場)】 ライコウ 持ち物:たべのこし 特性:プレッシャー 性格:おくびょう 技1:10まんボルト・めざめるパワー氷・みがわり・めいそう 技2:10まんボルト・どくどく・みがわり・まもる 努力値 HP:124 防御:8 特攻:116 特防:4 素早さ:252 余り:4 実数値 HP:181 攻撃:94 防御:96 特攻:150 特防:121 素早さ:183 【自分のポケモン(控)】 スイクン 持ち物:オボンのみ 特性:プレッシャー 性格:のんき 技:れいとうビーム・しんそく・ぜったいれいど・ねっとう 努力値 HP:212 防御:164 特攻:132 実数値 HP:202 攻撃:95 防御:171 特攻:127 特防:135 素早さ:94 【自分のポケモン(控)】 パルシェン 持ち物:いのちのたま 特性:スキルリンク 性格:ようき 技:つららばり・からをやぶる 努力値 攻撃:252 防御:4 素早さ:252 実数値 HP:125 攻撃:147 防御:201 特攻:94 特防:65 素早さ:134 【相手のポケモン(場)】 サンダー 持ち物:無し 特性:プレッシャー 性格:おくびょう 技:10まんボルト・めざめるパワー氷・はねやすめ 努力値 HP:252 特攻:80 特防:156 素早さ:20 実数値 HP:197 攻撃:99 防御:105 特攻:155 特防:130 素早さ:135 【相手のポケモン(控)】 バンギラス 持ち物:こだわりハチマキ 特性:すなおこし 性格:しんちょう 技:いわなだれ・おいうち 努力値 HP:204 攻撃:132 特防:172 実数値 HP:201 攻撃:171 防御:130 特攻:103 特防:156 素早さ:81 【相手のポケモン(控)】 ガブリアス 持ち物:こだわりスカーフ 特性:すながくれ 性格:ようき 技:じしん・げきりん 努力値 HP:4 攻撃:252 素早さ:252 実数値 HP:184 攻撃:182 防御:115 特攻:90 特防:105 素早さ:169 【ダメージ計算】 自分のライコウの10まんボルト →相手のサンダーに63〜75のダメージ ※特攻ランク+1のとき93〜111のダメージ 自分のライコウの10まんボルト →相手のバンギラスに34〜42のダメージ 自分のスイクンのねっとう →相手のサンダーに45〜54のダメージ 自分のパルシェンのつららばり →相手のバンギラスに105〜135のダメージ ※攻撃ランク+2の場合は215〜255のダメージ 相手のサンダーの10まんボルト →自分のライコウに34〜41のダメージ 相手のサンダーの10まんボルト →自分のスイクンに122〜146のダメージ 相手のバンギラスのいわなだれ →自分のライコウに114〜135のダメージ 相手のバンギラスのいわなだれ →自分のスイクンに64〜76のダメージ 相手のバンギラスのいわなだれ →自分のパルシェンに110〜132のダメージ 相手のガブリアスのじしん →自分のパルシェンに52〜63のダメージ ・自分「ライコウ」が技1である場合の試合の流れ Turn1 相手「サンダー」から「バンギラス」に交代 自分「ライコウ」:10まんボルト Turn2 自分「ライコウ」から「スイクン」に交代 相手「バンギラス」:いわなだれ Turn3 相手「バンギラス」から「サンダー」に交代 自分「スイクン」:ねっとう Turn4 自分「スイクン」から「ライコウ」に交代 相手「サンダー」:10まんボルト Turn5 相手「サンダー」から「バンギラス」に交代 自分「ライコウ」:10まんボルト Turn6 自分「ライコウ」から「スイクン」に交代 相手「バンギラス」:いわなだれ Turn7 相手「バンギラス」から「サンダー」に交代 自分「スイクン」:ねっとう Turn8 自分「スイクン」から「ライコウ」に交代 相手「サンダー」:はねやすめ Turn9 相手「サンダー」から「バンギラス」に交代 自分「ライコウ」:10まんボルト Turn10 自分「ライコウ」から「スイクン」に交代 相手「バンギラス」:いわなだれ 自分「スイクン」は倒れた 自分「パルシェン」に交代 相手は「つららばり」に合わせて「ガブリアス」を出すか、 「からをやぶる」に合わせて「いわなだれ」の2択(注)。 注:自分が選択する技によって、 相手の最適な行動が変化する状況となっている。 この状況については、「2.5.2 読みがバトルに与える影響」 で詳しく解説する。 ・自分「ライコウ」が技2である場合の試合の流れ Turn1 相手「サンダー」から「バンギラス」に交代 自分「ライコウ」:どくどく Turn2 自分「ライコウ」:まもる 相手「バンギラス」:いわなだれ 相手は「ガブリアス」でしか「ライコウ」を倒せない。 「ガブリアス」に「ライコウ」を倒させ、 「パルシェン」で「からをやぶる」を使えば勝てる。 ・上記の試合の流れについて説明 技2に変更することでサイクルが変化し、 「パルシェン」が「ガブリアス」の前で 「からをやぶる」を使用できるようになる。 ※サンダー調整 特攻182ラティオス@こだわりメガネのりゅうせいぐん耐え、キノガッサ抜き、 残り特攻。 ※バンギラス調整 砂嵐で特攻182ラティオスのなみのり2発耐え。 いわなだれで防御120-HP177ハッサム確定2発。
2.3.3 サポートによるみなし役割の発生 †
通常、相手の場に出ているポケモンに対して役割を持てていないポケモンでは、相手の場に出ているポケモンを交代に追い込むことはできません。
しかし、そのようなポケモンでも、場合によってはサポートのための技を使用することで、まるで役割を持っているポケモンであるかのように相手の場に出ているポケモンを交代に追い込むことができます。
このように、サポートのための技を使用することで相手の場に出ているポケモンを交代させる役目を「みなし役割」と呼ぶことにします。
下記の3つの条件を全て満たした場合に、サポートのための技を持った自分のポケモンBは、相手のポケモンaに対してみなし役割を持つことができます。
- 条件1
ポケモンaに対して役割を持っているポケモンAを併用する - 条件2
ポケモンaがポケモンBとの1対1のバトルを行った場合、相手のポケモンは1対1のバトルでの強弱関係の変化により元々担-っていた役割を果たせなくなり、相手は負けてしまう - 条件3
相手が交代し、ポケモンaがポケモンBとの1対1のバトルを避けた場合、相手は負けることを防ぐことができる
条件1が満たせない場合は、如何にサポートのための技を打ってもポケモンaを倒すことができず、ポケモンaの対策ができなくなってしまうため、負けてしまいます。
条件2が満たせない場合は、ポケモンaは躊躇することなくポケモンBを倒すことができるため、ポケモンBを交代に追い込むことはできなくなってしまいます。
条件3が満たせない場合は、相手はポケモンaを交代させるメリットが無くなるため、ポケモンaで技を使用してくる可能性が発生します。
みなし役割を用いることで、相手の場に出ているポケモンを交代させるために役割を持っているポケモンに交代するケースが少なくなるため、役割を持っているポケモンへの負担を軽減することができます。
〜実例36-1〜 【自分のポケモン(場)】 ナットレイ 持ち物:たべのこし 特性:てつのトゲ 性格:おだやか 技:でんじは・みがわり・やどりぎのタネ・めざめるパワー炎 努力値 HP:228 防御12 特防:140 素早さ:128 実数値 HP:178 攻撃:102 防御:153 特攻:74 特防:169 素早さ:56 【自分のポケモン(控)】 パルシェン 持ち物:無し 特性:スキルリンク 性格:ようき 技:つららばり・からをやぶる 努力値 攻撃:252 防御:4 素早さ:252 実数値 HP:125 攻撃:147 防御:201 特攻:94 特防:65 素早さ:134 【相手のポケモン(場)】 ラティオス 持ち物:いのちのたま 特性:ふゆう 性格:おくびょう 技:りゅうせいぐん・めざめるパワー炎 努力値 HP:20 特攻:244 素早さ:244 実数値 HP:158 攻撃:99 防御:100 特攻:181 特防:130 素早さ:177 【相手のポケモン(控)】 ガブリアス 持ち物:たべのこし 特性:すながくれ 性格:ようき 技:ダブルチョップ・じしん・つるぎのまい・みがわり 努力値 HP:140 攻撃:108 防御:4 特防:4 素早さ:252 実数値 HP:201 攻撃:164 防御:116 特攻:90 特防:106 素早さ:169 【ダメージ計算】 自分のパルシェンのつららばり →相手のラティオスに330〜390のダメージ 相手のラティオスのりゅうせいぐん →自分のパルシェンに286〜337のダメージ 相手のラティオスのりゅうせいぐん →自分のナットレイに55〜65のダメージ 相手のラティオスのめざめるパワー炎 →自分のパルシェンに95〜113のダメージ 相手のラティオスのめざめるパワー炎 →自分のナットレイに146〜177のダメージ ※特攻ランク-2のとき78〜94のダメージ ・条件1〜条件3を満たしていることの説明 条件1.ポケモンaに対して役割を持っているポケモンAを併用する 条件2.ポケモンaがポケモンBとの1対1のバトルを行った場合、 相手のポケモンは1対1のバトルでの 強弱関係の変化により元々担っていた役割を果たせなくなり、 相手は負けてしまう 条件3.相手が交代し、ポケモンaがポケモンBとの1対1のバトルを避けた場合、 相手は負けることを防ぐことができる 条件1.「パルシェン」は「ラティオス」を倒すことができる 条件2.「ラティオス」は「でんじは」によって「パルシェン」に勝てなくなり、 バトルに負けてしまう 条件3.相手は「ガブリアス」に交代することで 最初のターンに負けが決まるのを防ぐことができる ・相手が交代しなかった場合の流れ Turn1 相手「ラティオス」:めざめるパワー炎 自分「ナットレイ」:でんじは Turn2 自分「ナットレイ」:やどりぎのタネ 相手「ラティオス」:めざめるパワー炎 自分「ナットレイ」は倒れた 自分「パルシェン」に交代 Turn3 自分「パルシェン」:つららばり 相手「ラティオス」は倒れた 相手「ガブリアス」に交代 Turn4 相手「ガブリアス」:じしん 自分「パルシェン」:つららばり 相手「ガブリアス」は倒れた ・みなし役割を発揮して相手のポケモンを交代に追い込む流れ Turn1 相手「ラティオス」から「ガブリアス」に交代 自分「ナットレイ」:でんじは この後、「パルシェン」を「ガブリアス」に出して 「からをやぶる」を使用すれば、自分の勝利となる。 逆に、「パルシェン」に「ラティオス」を出されて 先手で「りゅうせいぐん」を使われた場合、相手の勝利となる。 ・上記に示した流れについて、みなし役割がどのようにして活かされているのか 相手の「ラティオス」は自分の「ナットレイ」に勝つことができるが、 「ナットレイ」の「でんじは」が「ラティオス」に命中すると 「パルシェン」対策が不可能となり、相手は負けてしまう。 そのため、相手は「ガブリアス」に交代せざるを得ない状況となっている。
〜実例36-2〜 【自分のポケモン(場)】 ドーブル 持ち物:ラムのみ 技:ちょうのまい キノコのほうし みがわり バトンタッチ 努力値 HP:4 特防:252 素早さ:252 実数値 HP:131 攻撃:36 防御:55 特攻:40 特防:97 素早さ:139 【自分のポケモン(控)】 ウルガモス 持ち物:いのちのたま 特性:ほのおのからだ 性格:おくびょう 技:むしのさざめき だいもんじ ちょうのまい 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:161 攻撃:72 防御:85 特攻:187 特防:125 素早さ:167 【自分のポケモン(控)】 ガブリアス 持ち物:こだわりスカーフ 特性:すながくれ 性格:ようき 技:じしん じならし げきりん つばめがえし 努力値 HP:140 攻撃:108 防御:4 特防:4 素早さ:252 実数値 HP:201 攻撃:164 防御:116 特攻:90 特防:106 素早さ:169 【相手のポケモン(場)】 メタグロス 持ち物:シュカの実 特性:クリアボディ 性格:いじっぱり 技:コメットパンチ 努力値 HP:252 攻撃:252 防御:4 実数値 HP:187 攻撃:205 防御:151 特攻:103 特防:110 素早さ:90 【相手のポケモン(控)】 ラティオス 持ち物:こだわりメガネ 特性:ふゆう 性格:おくびょう 技:なみのり 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:156 攻撃:99 防御:100 特攻:182 特防:130 素早さ:178 【相手のポケモン(控)】 キノガッサ 持ち物:どくどくだま 特性:ポイズンヒール 性格:ようき 技:キノコのほうし・みがわり・きあいパンチ・いわなだれ 努力値 HP:212 攻撃:44 素早さ:252 実数値 HP:162 攻撃:156 防御:100 特攻:72 特防:80 素早さ:134 【ダメージ計算】 自分のウルガモスのだいもんじ →相手のメタグロスに298〜352のダメージ 自分のウルガモスのだいもんじ →相手のラティオスに62〜74のダメージ 自分のウルガモスのむしのさざめき →相手のラティオスに190〜226のダメージ 自分のガブリアスのげきりん →相手のメタグロスに37〜44のダメージ 相手のキノガッサのいわなだれ →自分のウルガモスに208〜248のダメージ ・条件1〜条件3を満たしていることの説明 条件1.ポケモンaに対して役割を持っているポケモンAを併用する 条件2.ポケモンaがポケモンBとの1対1のバトルを行った場合、 相手のポケモンは1対1のバトルでの 強弱関係の変化により元々担っていた役割を果たせなくなり、 相手は負けてしまう 条件3.相手が交代し、ポケモンaがポケモンBとの1対1のバトルを避けた場合、 相手は負けることを防ぐことができる 条件1.「ウルガモス」は「メタグロス」を倒すことができる 条件2.「ラティオス」は「ちょうのまい」をした「ウルガモス」に勝てなくなり、 バトルに負けてしまう 条件3.相手は「キノガッサ」に交代することで、 「ウルガモス」への「バトンタッチ」により 負けが決まるのを防ぐことができる ・相手が交代しなかった場合の流れ Turn1 自分「ドーブル」:キノコのほうし 相手「メタグロス」はぐうぐうねむっている Turn2 自分「ドーブル」:みがわり 相手「メタグロス」はぐうぐうねむっている Turn3 自分「ドーブル」:ちょうのまい 相手「メタグロス」:コメットパンチ Turn4 自分「ドーブル」:キノコのほうし 相手「メタグロス」はぐうぐうねむっている Turn5 自分「ドーブル」:バトンタッチ 自分「ウルガモス」に交代 相手「メタグロス」はぐうぐうねむっている Turn6 自分「ウルガモス」:だいもんじ 相手「メタグロス」は倒れた 相手「キノガッサ」に交代 Turn7 自分「ウルガモス」:だいもんじ 相手「キノガッサ」は倒れた 相手「ラティオス」に交代 Turn8 自分「ウルガモス」:むしのさざめき 相手「ラティオス」は倒れた ・みなし役割を発揮して相手のポケモンを交代に追い込む流れ Turn1 自分「ドーブル」:キノコのほうし 相手「メタグロス」はぐうぐうねむっている Turn2 自分「ドーブル」:みがわり 相手「キノガッサ」に交代 Turn3 自分「ドーブル」:バトンタッチ 自分「ウルガモス」に交代 相手「キノガッサ」:いわなだれ (「ウルガモス」の身代わりが消える) ・上記に示した流れについて、みなし役割がどのようにして活かされているのか メタグロスが場に残り続けた場合、 ドーブルの「バトンタッチ」によって勝てる例である。 ドーブルはメタグロスを倒せないので役割は持てないが、 サポートによりにみなし役割は持てるため、 相手はキノガッサに交代する。 ※キノガッサの調整 きあいパンチ×3+いわなだれで 防御183-HP207スイクン@たべのこしを確定で倒す。
また、1対1のバトルでの強弱関係の変化により、元々持っていた役割を遂行できなくなったポケモンでも、みなし役割であれば遂行できる場合があります。
〜実例37〜 【自分のポケモン(場)】 ハッサム 持ち物:なし 特性:テクニシャン 性格:いじっぱり 技:バレットパンチ とんぼがえり 努力値 HP:252 攻撃:4 特防:252 実数値 HP:17/177 攻撃:166 防御:120 特攻:67 特防:132 素早さ:85 【自分のポケモン(控)】 パルシェン 持ち物:こだわりハチマキ 特性:スキルリンク 性格:ようき 技:こおりのつぶて 努力値 攻撃:252 防御:4 素早さ:252 実数値 HP:125 攻撃:147 防御:201 特攻:94 特防:65 素早さ:134 【相手のポケモン(場)】 ラティオス 持ち物:こだわりメガネ 特性:ふゆう 性格:おくびょう 技:10まんボルト 努力値 HP:4 特攻:252 素早さ:252 実数値 HP:156 攻撃:99 防御:100 特攻:182 特防:130 素早さ:178 【相手のポケモン(控)】 ガブリアス 持ち物:こだわりスカーフ 特性:すながくれ 性格:ようき 技:じしん・げきりん 努力値 HP:4 攻撃:252 素早さ:252 実数値 HP:184 攻撃:182 防御:115 特攻:90 特防:105 素早さ:169 【ダメージ計算】 ハッサムはラティオスの10まんボルトを2回食らっている。 自分のハッサムのバレットパンチ →相手のラティオスに57〜67のダメージ 自分のパルシェンのこおりのつぶて →相手のラティオスに102〜120のダメージ 自分のパルシェンのこおりのつぶて →相手のガブリアスに172〜208のダメージ ・条件1〜条件3を満たしていることの説明 条件1.ポケモンaに対して役割を持っているポケモンAを併用する 条件2.ポケモンaがポケモンBとの1対1のバトルを行った場合、 相手のポケモンは1対1のバトルでの 強弱関係の変化により元々担っていた役割を果たせなくなり、 相手は負けてしまう 条件3.相手が交代し、ポケモンaがポケモンBとの1対1のバトルを避けた場合、 相手は負けることを防ぐことができる 条件1.「パルシェン」は「ラティオス」を倒すことができる 条件2.「ラティオス」は「バレットパンチ」により 「パルシェン」に勝てなくなり、バトルに負けてしまう 条件3.相手は「ガブリアス」に交代することで、 最初のターンに負けが決まるのを防ぐことができる ・相手が交代しなかった場合の流れ Turn1 自分「ハッサム」:バレットパンチ 相手「ラティオス」:10まんボルト 自分「ハッサム」は倒れた 自分「パルシェン」に交代 Turn2 自分「パルシェン」:こおりのつぶて 相手「ラティオス」は倒れた 相手「ガブリアス」に交代 Turn3 自分「パルシェン」:こおりのつぶて 相手「ガブリアス」は倒れた ・みなし役割を発揮して相手のポケモンを交代に追い込む流れ Turn1 自分「ハッサム」:バレットパンチ 相手「ラティオス」から「ガブリアス」に交代 Turn2 自分「ハッサム」から「パルシェン」に交代 このターンに、相手がガブリアスを交代させなかった場合、 パルシェンの「こおりのつぶて」でガブリアスを倒し、 死に出しで出てくるラティオスに対して 「こおりのつぶて」を1回当てることで、 ハッサムの「バレットパンチ」でラティオスを倒すことができる。 そのため、自分は相手のポケモンを全て倒すことができる。 逆に、このターンに、自分の交代を読んで 相手が「ラティオス」に交代した場合(注)、 パルシェンをラティオスの「10まんボルト」で倒すことができる。 残ったハッサムは「ガブリアス」で倒すことができるため、 相手は自分のポケモンを全て倒すことができる。 注:この際、相手は「交代読み交代」と呼ばれる行動選択を行っている。 「交代読み交代」については、 「2.5.2 読みがバトルに与える影響」で詳しく解説する。 ・上記に示した流れについて、みなし役割がどのようにして活かされているのか 「ハッサム」と「ラティオス」の1対1のバトルでは「ラティオス」が勝つが、 最初のターンに「ラティオス」が「バレットパンチ」を食らってしまうと、 相手は負けてしまう。 そのため、相手は「ガブリアス」に交代する必要がある。 ※ハッサム調整 特攻182ラティオス@こだわりメガネのなみのり2発耐え。